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ようやく、ウエブサイトを出すことができるようになりました。WordPressの教則本を何冊買ったことかわからないくらいです。何年前から取り組み始めたかも記憶が曖昧なくらいです。しかし、まだたったの2ページだけですが何とか「まちてくギャラリー」の概要が見えるようにはなったと思います。これから「過去の展示」や作ってきた小冊子のPDFなども閲覧ダウンロードできるようにしてゆきます。
現在の展示 2月3日〜4月30日 達川 清 展 次回は「伊藤 彰規 展」

つみき

友達から、孫にプレゼントしたいから、と積み木を作れないだろうかと云われました。
私が普段作っている作品も、積み木のように不定形を組み合わせて作品として発表しているんだし、積み木を考えることは自分の作品を考えることだと思い構成を考えました。
最近はベニヤ板を使うようにしているので、本物の積み木を作るためには堅木が要りますが、手元には端材が少し残っているばかりです。なので、ある程度の大きさにするために張り合わせたりして、なんとか量を確保して写真のような積み木ができました。
しかし、ここにある木のほとんどは非常に比重の重いものばかりで、箱に入れて持ち上げるとずっしりと手に応えることになってしまいました。
堅い木も糸鋸で切ることはできますが、なかなか正確にトレースするのは困難なのでベニヤで型を作ってルーターで倣う方法をとるのですが、さらにこの大きさの木を機械で削るのは非常に危険も伴います。何とか材料を保持する治具を作って作業をしました。この治具というのは英語のJIGからきているらしいのですが、旨い当て字だと思います。作業を治める道具というようことなのでしょう。

こういうふうに組み合わせてみると自分の作品のように感じてしまいます。しかし、子どもがかたちについてどういう感覚を働かせるのだろう。自分がかたちのことを考え、そのきっかけのように働かせるために私はこうしたかたちを作ってきました。しかし、これを見ていると何度も感じている「作品」ということが改めて茫洋としてきてしまいます。
私にはこうしたぼんやりとした疑問が若い頃からずっとつきまとっていて、自分はいったい何をしているのだろうかという、単純で素朴な疑問が50数年間、ありのままつきまとって離れないのです。
もしかするとそんな疑問は、無駄で単に無知な論理のない思考の空転なのかも知れないとすら感じてしまいます。

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