私が住んでいるのは、花巻市東和町田瀬地区。
東和町と遠野の境目に近い山あいの地区におよそ380人あまりの人びとが暮らす田瀬湖に面したところです。
その湖は田瀬ダムという発電と農業用灌漑の多目的ダムです。その建設時には多くの工事関係者でにぎわったそうですが
現在は限界集落の一途をたどるお決まりのコミュニティでもあります。
そこに、小学校の廃校校舎が寂しくたたずんでいるのですが、それを若い芸術家たちのアトリエと住居にしたら若いエネルギーが溢れるはずだと、私は妄想をたくましくしているのであります。
そこで「田瀬小学校いきかえれ新聞」なるものを唐突に発行をし始め、この地区に配布をして訴えかけるドンキホーテを演じています。
校舎は教室が1階2階に6部屋あり、ほかに給食の調理室、職員室、放送室、校長室やらそれなりに多くの部屋があるので、実際にここを改造するにしてもやりがいのある設計とデザインが考えられるのではないかと、早計にも目論見はひそかに飛び跳ねているのであります。
しかし、いきなりそのような大きな計画を実行に向けてつき走るのは無謀に近いと思われます。
現在私がアトリエとして使っている保育園跡の庭にブロンズの彫刻と赤い楕円形の大きなオブジェを設置し、その作業を近所の人たちと一緒に進めることで、私の妄想をみんなの総意に育てることからスタートしようという訳であります。
その一部始終をここに記録としても掲載しながら広く共有されることを祈る訳であります。
私はこのブログだか、ホームページだか分からないものを作るのに鉛筆をなめなめちびちびとやっている状態です。
まあ、焦らずゆっくりとここにも、発行した新聞とともに行動をも知らしめたいと思うのであります。
そして旧保育園の庭を「アートガーデン」としてちょっと趣の違う場所にしようと思い立ちました。風変わりな庭ができれば、ああ、あの変なところねと目印にもなると思うのです。そして、この周囲の校庭や公園で野外展をすることができればなおのこと新しい切り口ができるはずです。
そういう目論見で私の父が昔作った裸婦の銅像と、私自身の大きな作品を近所の人たちの協力を得て立てていく計画です。もう少しで、大きな赤い楕円形の骨組みに小さな赤い旗を沢山取り付けた作品ができあがります。
そばにはベンチも作ります。テーブルも置きます。道路に面したフェンスには看板もつけましょう。誰でもが中に入って眺めたり休んだりできるようにします。
冬になれば雪が積もって中に入るのは難しくなるかもしれませんが、春になって緑が増えてきたらそよ風の中で景色といっしょに楽しめる場所になればと思っています。
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