風の楕円と称して作りました。動画の貼り付け方がうまくありませんので、解像度がだいぶ落ちてしまっています。でも、概要は見てもらえるかと思い後から修正することで、先ずはアップロードします。
高さが4メートル幅3メートルの躯体をワイヤーメッシュで2面作り、9センチ角の障子紙を赤く塗った旗を3600枚あまり貼っています。風が吹くと赤い紙が揺れて、裏の白と入れ替わったり、風の足跡が波のように見えたりするというわけです。
これは、第6回目のまち角美術館の時に作ったものですが、今年になってもう一度ここに立てようと思い、地域の人たちの協力を得て再制作ができました。
しかし、こうして立てて見ていると、新たな工夫や計画が次々と出てきて旗の材料をいくつか試しているところでもあります。
現在使っている障子紙は水にも強いのですが、カールすることととなりの旗同士が濡れてくっついてしまうのが難点です。そこで、プラスチックの薄い板を考えましたが、プラスチックは紫外線に弱く経年劣化が心配なこと。
旗のようにクルクル回すための、ヒンジの部分を接着するのに、接着剤が丈夫ではないことが問題です。
次に考えたのは、アルミの薄い板です。0.2ミリの板をカッターナイフでスジを付けると、簡単に切りとれます。
ヒンジにする部分は、やはり同じアルミ板を1センチ幅に切り取った短い帯をタグのようにつける方法です。
これも確実につけるためには溶接が一番なのでしょうが、この厚さでは無理です。ロー付けという方法もありますが、溶接に準じるという接着剤もあるので、今は先ずそれを試してみようと思っています。
紙が多少カールしたり、となりとくっついてしまったりしても、近づいて見るものではないので、あまり気にはならないといえば、それもそうかもしれませんが、長持ちし、メンテナンスも頻繁にならないようにするためには、少しでもよい状態を保てるように作らなくてはならないと思います。
風の楕円
